– この時代にYOGAにできることは?–
僕はグルではないので、YOGAにできることは明言できませんが、、YOGAのインストラクターにできることは何だろうってのは考えます。
YOGAティーチャーやグルっていうのは、自分の知っているものを与える人かもしれませんが、YOGAのインストラクターはYOGAを紹介するもの、って僕個人はとらえています。その延長線上で、YOGAの会社もやっています。YOGAのインストラクターとしての立ち位置を全うするのみです。
今日は、津山さんが音楽で、馬淵さんに舞台に立っていただいた。
津山さんはミュージシャンだから音で貢献すればいい。
馬淵さんは女優なので人前に出るのが仕事。
自分は、YOGAの体操部分のガイドだと思っています。
日本で東京で生まれ育ってきたので、東京でYOGAがどのように活用できるのかなと
どういうふうに、皆がハッピーになったりピースになっていけるかということが、
僕たちが考えられるギリギリのラインです。
– 今の不安定な日本の状況の中では、YOGAのような、自分の内側を見る、集中する時間が求められているような気がします。–
自分が、YOGAをやりはじめた頃を振り返ると、やっぱり、YOGAをやることで自分が落ち着いたりとか、ひとつのよりどころを見つけたような気がします。身体も強くなり、その後、だんだん呼吸も深くなってくるんですね。
今回のイベントでは『ONE BREATH , ONE ピース』をテーマにしました。
ピースはPEACEって思ってもらっても、PIECEって思ってもらっても、どっちでもよいです。
僕らは、皆、少なくとも呼吸をしていて、呼吸しないと死んじゃうし..自分がまずひと呼吸して落ち着いて、呼吸することで自分が強くなる。
まず自分です。自分の次は自分の近く。
そういうことの積み重ねでしかないじゃないですか。
1つの呼吸自体が、大切なものなんだよーということを伝えたい。
今回、この緑の多い環境の中で皆が呼吸をして、呼吸が交流してこういう特有の場ができてくるってのははいいですよね。その経験ができただけでもハッピーだし、参加者もそう感じたのでは。
– 今後やりたいことは?–
たくさんあるんですけど、周りが振り回されるのがかわいそうで(笑)
僕は、YOGAの会社依存症で、趣味がないんです。
趣味だと自分で終わっちゃうから。ビジネスにすれば、もっとシェアできる。
今のタイミングでできることとして、どこまでヨガを通じてハッピーやピースにつなげられるのかなと。
ひとつには、
モノ(samavsm)を始めました。モノを通じて伝えられることはあるのかなあとか、体操だけでなくモノやYOGAと他のカルチャーとの掛け合わせを通じて、どういう広がりができるかなあとか。
もうひとつは、「農」です。
やはり、僕が、やっていることは結局、ライフスタイルの提案になるのかなと思い始めました。
食 や 住環境は大事です。
どういう食を選ぶのかっってことが、住環境にも影響してくる。
どこに住むのか?どういうコミュニティに属するのか?っていうことにもリアルに関係してくると思う。
僕自身、数年前に東京から伊豆高原に引っ越して、今は東京と伊豆半分半分の生活をしています。今の自分にとっては、そのペースがそんなに悪くない感じです。人によっては東京のようなアーバンライフが好きでないんだけど、働ける街だから住んでいる人もいる。伊豆は伊豆で東京に出たいけど住んでいる人もいる。
食の問題は、今後もっともっとシビアになっていくでしょう。伊豆では農業に進んでいる人たちも多く、東京では食に敏感になっている人たちも多い。食は、両者をつなぐツールになれるのではないか。東京で伊豆を感じる、伊豆で東京を感じるといったイメージです。
だから、今、少しずつ「農」の勉強をしています。
今欲しいのは、移動できて料理もできる車。
そういうのが頭にはあるけど、スタッフにはいわないようにしています。(笑)
*samavsm
http://www.samavsm.com/
*TYG / TOKYOYOGA 公式HP
http://www.tokyo-yoga.com/
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chama (株)TYG代表取締役。TOKYOYOGAディレクター
1967年 東京生まれ東京育ち。会社経営、テレビやCMの企画・制作、海外修行、ケン・ハラクマのアシスタント等を経て、ヨガ講師となる。アシュタンガ・ヨガの実践を重ねながら、ヨガ・機能解剖学・クラニオセイクラル・サンスクリット語を、世界を旅しつつ学ぶ。アシュタンガヨガビギナーのための集中講座、ヨガと機能解剖学を合わせた講座「ヨガするカラダ」、ヨガ講師養成コースを全国で開講。「アシュタンガ・ヨーガ実践と探求(グレゴール・マーレ著・産調出版)」を監修。主宰するTOKYOYOGAはヨガ・コミュニティの支援を目的に、フリーペーパー「YOGAYOMU」の発行やヨガスクー「TOKYOYOGA」の運営を行う。CM制作の現場経験から、ヨガCMのポーズ監修も多く手がける。現在、伊豆高原在住。