OASIS_Masakazu_ASAYAMA

OASIS @flickr

「没頭する空間」

ー アーティストであった朝山さんが食にまで気を配って葉山の人とうまくやってるという状況が面白いですね。

 オアシスは夏を共に過ごすクラブハウスです。そして30年やってもまだ、ここで起きるドラマに飽きないというか、むしろ自ら没頭してしまいます。そしてドラマへの僕なりの答、表現を様々な形で現しているとでもいうような。オアシスからエネルギーを受けて、返してという場所なんです。毎年、大家族のための家、あるいは集合的路地空間を創り続けている。そういう一種、不思議な表現をコアなファンはニヤニヤしながら楽しんでますね。

ー 神社があって海があって、さらにOASISがあって、いい食事や音楽を楽しめて、さらにスタッフの人生まで見える(笑)なんて、、そりゃ面白いでしょ

 レゲエ用語ではライブ&ダイレクトかな。笑。僕ら、ローカルコミュニティですけど、ガーナの儀式が染みていたり、ジャマイカの格言が書かれていたりで、コミュニティのルールにもそういう部分が混ざっていたり。

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ー 日本的でないドライな空気感は感じましたね。酒でいうとウオッカをがっと飲んだみたいな空気感なんですよね

 Ajaが外国の人とカウンターで「ここはインターナショナルだから、安心して楽しんでいいよ」っ
てよく話してたのが、くすぐったかったね。Ajaはジンのストレートですけれど。

 OASIS、というか葉山の海の家についてのもうひとつの見方ですが。インドのゴア、バンコクのカオサンロード、コパンガン、ああいう(ヒッピー)ムーブメントの北限ですね。少なくとも白人の人、一部の日本人はそう思っているでしょう。海の家については真砂が30年前にバリ島に行って、竹でできた家や家具を見て、ここに持ち込んだのが発端だと思います。当時は意識しなかったけれど。そしてサーファーに限らず、この地域には葉山町をバリ島や沖縄、ハワイ、オーストラリア、ニュージーランドと相対的な視点で見ている人達が相当数いると思います。Ajaは直感的に解っていたんでしょう。葉山はインターナショナルだと…。




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