岩手県で救援活動のサポートをしてきました

NU;のスタッフ 2名は、5/8 PARK YOGA @ ミッドタウンが終わった直後の9日深夜、東北道を北上しました。


目的は、花巻市東和町でパーマカルチャーを営む自然農園ウレシパモリ と 普通のガソリン車を廃食油で走る車に改造するWVOワークショップの取材。及び、震災直後から被災地岩手沿岸地区(釜石、大槌町、陸前高田市など)で救援活動を続けていたバイオディーゼルアドベンチャーの山田周生さんの救援活動のサポート。


今回で、3回目の被災地訪問となりました。
約2ヶ月を経過した今被災地では、世界中からの支援で食料も安定しはじめ、ボランティアスタッフの協力もあって重機も入った瓦礫撤去などもじょじょに進行しています。又、ライフラインも整い始め、電気、ガスはほぼ復旧し、上下水道もじょじょに各所で整備されはじめるとともに、各町では、仮店舗もオープンがはじまり商品が少ないものの、買い物もできています。


しかし、そういった”モノ”は手に入ってきたものの、”心の傷”は、まだまだ癒えていません。
毎日の行き場に困っている避難所生活者、仮設住宅に入居できないでいる人、学校の直前で泣き叫ぶ子供、、、特に、被害エリアが甚大な陸前高田市では、コーヒーを呑める場所も一杯酔える場所も、大きなデパートも全くないわけですし、震災では猛威をふるったものの、この町の産業も暮らしも大部分で支えてきた美しい海が見れなくなっているわけです。
そんな厳しい状況の中でも、いくつかポジティブな動きもありましたので、追ってHP上で紹介していきます。


そんな中で、山田周生さんも、心のケアを推進するプロジェクトも始めていおり、大槌町の北 吉里吉里において、メイクアップアーティスト IPPOさんを迎え、擁護施設で働く職員さんたちに、メイクアップをすることで元気になってもらおう!というレクチャーをされていました。今迄、まさに身の振り構わず 自分よりも他人のことばかりケアしてきた職員の皆さんは、本当に嬉しそうで盛り上がっていました。メイクされている途中でも「おじいちゃんにご飯つくらないと,,,」「子供が待っているから,,,」と心配は尽きなかったようですが、それでもつかの間の「自分だけの時間」に、皆ほっと安らぎを取り戻し癒されて帰っていったように思えました。


今被災地に求められていることは、こういった時間です。